第4回目の本日は『きゅうり』です\(^o^)/
きゅうりはウリ科の食べ物で英語ではCucumber(キューカンバー)
中国語では黄瓜(ホアングア)と言います。
[自然の属性]
寒熱では涼の性質
昇降、収散、潤燥では、降の作用
東洋医学的な臓腑では、脾、胃、大腸
季節では夏
五味では甘
毒性は小毒(生)
[東洋医学的効能]
清熱(せいねつ)・・・暑気でこもった余分な熱を収める。
止渇(しかつ)・・・のどの渇きをおさめる。
利水(りすい)・・・尿の出を良くして、体の余分な水分を排泄する。
消腫(しょうしゅ)・・・腫れを冷やして解消する。
[西洋医学的効能]
抗ガン作用(特に食道がん)・・・へたの苦味成分(ククルビタシン)の働き。
コレステロール値の降下作用・・・茎に含まれる成分の働き。
血圧降下作用・・・カリウムが豊富に含まれる為、ナトリウムの排泄をより促すことにより血圧を下げるとされている。利尿の効果も勿論含まれる。
減肥作用・・・キュウリに含まれるマロン酸の働き。糖から脂肪への転化を抑制する働きがあり、体脂肪の増加を抑制するので減肥に期待されている。
[きゅうりの栄養素の上手な取り方]
きゅうりに含まれるカリウムは水に溶けやすく、利尿、むくみとりの為なら煮汁を飲むか軽く炒めるほうがよいらしいです。きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素がビタミンCを破壊するので、ビタミンCを多く含む野菜とは相性が良くないとされています。サラダでよく食べあわせるトマトとは実は相性が良くないようです(;´∀`)この酵素は加熱するか、酢で処理することにより働きが抑えられるようです。
[まとめと注意点]
きゅうりもやっぱり涼性の食べ物なので、冷やす性質の強い野菜です。
夏バテやのぼせの解消には適していますが、胃腸を冷やすので、胃腸の弱い方や小児、老人には要注意です。
【夏バテとカリウム】:夏バテはカリウムが汗と一緒に失われて起こる低カリウム血庄が原因である事が多いようです。なので、カリウムを多く含む食べ物を夏にとる事で夏バテを予防できると考えられるのです。
『なす編』、『トマト編』、『スイカ編』と今まで3つの夏の食べ物をまとめましたが、
これらにもカリウムが多く含まれている事が知られています。
東洋医学的に体を冷やす性質があるので夏バテに良いと言われてもピンと来ないかもしれません。しかし西洋医学的にも見て、こういう栄養素や酵素、成分の働きでこういう効果があると書くと納得される方もいるかと思います。
安藤鍼灸院では、なるべく色々な角度から情報を見て
片寄る事無くお伝えできるようにしようと思います\(^o^)/
もし面白い話があった時は、皆さんも是非教えてくださいね!
自分だけでは出来ることは限られていますので(;´Д`)
今日も読んでくれてありがとうございました。
安藤鍼灸院 アンドゥー
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